転職先がすぐ決まる=転職成功とは限りません
売手市場なため転職先が決まりやすいといえる看護師業界。しかし満足できる転職をするのは実は難しいのです。「ナースではたらこ」が配布している小冊子「看護師さんのための失敗しない転職の本」には看護師さんが不本意な転職をしないで済むための情報が満載です。ここではその中から一部ご紹介いたします。
50%以上が転職をして失敗したと感じています
「ナースではたらこ」の調査によると、これまでの転職で「失敗した」と思ったことがある人は、54.7%と半数を超えています。
「お給料の良さに目がくらみハードな職場に入ってしまった」や「給与も待遇も、契約時と違っていた。配置場所も見学した時と違う部署だった」など理由は様々です。
ちなみに日本看護協会の調査によると潜在ナースの約7割が転職経験者という結果が出ています。
キャリアプランを明確にしよう
「ナースではたらこ」のキャリア・コンサルタントによると、キャリアプランをしっかり形成せずに転職してしまった方から、「あの時にこうしておけば」と後悔の声を聞くケースが多いそうです。自分の考えをしっかりと持って、長期的な視野で活動することが大切であるとおっしゃっていました。
転職後によくある苦労
「看護師さんのための失敗しない転職の本」には、転職後の新しい職場で苦労した声がまとめられています。
- その職場でまた一から新しい人間関係を築くのが大変。
- 看護観や価値観が違うので患者さんへの看護方式が全く違ったこと。
- ブランクが長かったので、医療の変化についていけなかった。
- 経験の浅い科に転職後、自分の勉強不足を痛感した。その職場に慣れて、その分野を理解するまでは大変だった。
- サービス残業が多い。
少なからず、時間や労力がかかるのだから、なるべく後悔はしたくないもの。これから転職を考える方は、後々のことを考えて、転職活動をしたほうがいいようですね。
失敗しない転職活動のやり方
「看護師さんのための失敗しない転職の本」には、後悔しないための転職先探しのコツが紹介されています。
自分で探す
自分のペースで活動できるというメリットがあります。反面、自分のキャリアプランに合う求人をみつけるのは手間がかかり困難です。またどうしてもリアルな情報が得づらいという点もあります。
探し方 | メリット | デメリット |
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ホームページから直接応募 |
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求人サイトを利用 |
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雑誌や新聞の求人広告 |
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ハローワーク |
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紹介してもらう(知人/友人・ナースバンク・人材紹介会社)
手間や時間をかけずに活動できます。また自分では探すことができないリアルな情報も手に入ります。しかし紹介者(会社)の質に左右されてしまいます。
探し方 | メリット | デメリット |
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知人/友人の紹介 |
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ナースバンク(ナースセンター)に登録 |
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人材紹介会社を利用 |
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